動画制作Runway / HeyGen音楽生成Suno / AIVAイラストMidjourney

評価の基準

制作でAIを使う場合、ジャンル(画像・動画・音声・音楽)で比べるより工程で考えたほうが選びやすいです。素材をつくる、編集する、仕上げて書き出す。この3工程で必要なものが違います。

評価軸見ている点
成果物として使えるか書き出し形式、解像度、修正できるか
商用利用の条件プランごとの可否、クレジット表記、解約後の扱い
料金と生成量月額だけでなく月あたりの生成枠

この分野で最も多い事故は、作ったあとに使えないと分かることです。順位より先に商用利用条件を確認してください。

総合ランキング

1位:ElevenLabs

音声合成の完成度が高く、$6/月から始められます。無料枠があり、Starter $6/月、Creator $22/月、Pro $99/月。ナレーションをそのまま作品に載せられる水準で、この価格帯では他に代替がありません。動画制作では音声の質が体感の品質を大きく左右するため、投資効率がもっとも読みやすい選択です。声のクローンを使う場合は本人の同意が前提です。 → ElevenLabs の詳細

2位:Runway

動画の生成と編集を1つで扱えます。無料枠があり、Standard $15/月、Pro $35/月、Unlimited $95/月。生成だけでなく背景除去やインペイントといった編集機能を持つのが強みで、素材づくりと仕上げを行き来する制作フローに合います。$15/月から使えるため、動画AIを試す最初の一歩としても妥当です。 → Runway の詳細

3位:Suno

歌詞とジャンルを指定すると歌唱を含む楽曲が丸ごと出てきます。無料枠は非商用で、Pro $10/月、Premier $30/月。BGMを外注していた工程がまるごと置き換わるインパクトがあります。ただし無料プランでは商用利用が認められないため、動画に載せる前に有料へ切り替える必要があります。細かい修正が効かない点は前提として見込んでください。 → Suno の詳細

4位:Midjourney

画像の完成度は高い水準で、作風の統一感が出ます。Basic $10/月から。無料プランがありません。ムードボードやコンセプトビジュアルのように方向性を決める工程に強く、逆にベクター書き出しや細かい修正指示には向きません。成果物そのものではなく企画段階で使うのが実務的です。 → Midjourney の詳細

5位:Canva AI

生成した素材をそのままレイアウトに落とし込めます。無料枠があり、Pro $15/月。仕上げの工程を1つで終えられるのが価値で、サムネイル、バナー、SNS投稿のように「完成物として出す」までが目的なら最短です。細かい制御はできませんが、制作全体の時間では上位を上回る場面が多いツールです。 → Canva AI の詳細

6位:Kling

動画生成に特化しており、Standard $10/月から。Free枠もあり、Pro $35/月。短尺の映像素材を安く量産する用途に向きます。生成のたびに結果が変わるため、使える1本を得るまでに数回の生成が必要です。クレジット消費を見積もるときは3〜5倍を見込んでください。同系統のPikaは$10/月から、Luma Dream Machineは$30/月からです。 → Kling の詳細

7位:Descript

動画と音声の編集を「文字起こしを編集する」形で行えます。Free枠があり、Hobbyist $16/月、Creator $24/月、Business $50/月。不要な発言を文字の上で削ると映像も同時に切れるという発想が、対談やナレーション主体のコンテンツで大きく効きます。素材生成のツールではないため、上位とは役割が違います。 → Descript の詳細

8位:Recraft

ロゴやアイコンをベクター形式(SVG)で書き出せます。Free枠があり、Basic $12/月。ラスター画像のロゴは拡大に耐えないため、媒体をまたいで使う成果物では形式が決定的です。用途が絞られるぶん総合順位はこの位置ですが、ロゴ制作が業務に入るなら代替がありません。 → Recraft の詳細

工程別の最適解

工程・成果物選ぶべきもの料金
ナレーション・声ElevenLabs無料枠/$6/月
BGM・楽曲Suno非商用無料/$10/月
動画素材の生成KlingPika無料枠/$10/月・$10/月
動画の編集RunwayDescript無料枠/$15/月・$16/月
コンセプトビジュアルMidjourney$10/月〜(無料なし)
ロゴ・ベクターRecraft無料枠/$12/月
サムネイル・SNS投稿Canva AI無料枠/$15/月
3Dモデルの試作Meshy無料枠/$20/月

全ジャンル共通の関門

商用利用が認められているプランか。無料プランでは商用利用を認めないサービスが多く、広告収益のある動画や納品物は商用利用に該当する可能性が高いです。

解約後も使い続けられるか。これが最も見落とされます。契約中に生成した素材を、解約後に公開し続けてよいかは規約によります。動画は長期間公開されるので、「作った月だけ課金」を考えている場合は必ず先に確認してください。

生成物が公開される設定になっていないか。無料プランでは生成した画像や楽曲が公開ライブラリに載る構成のものがあります。未公開の企画には使えません。

特定の作家名・アーティスト名で指定しない。規約で禁止されている場合があり、禁止されていなくても既存作品に似た出力のリスクを自分で負うことになります。ジャンル、構図、光、楽器編成といった要素で指定してください。

ジャンル別の詳細は画像生成動画生成音楽生成音声3Dの各ランキングにあります。フリーランスとしての使い方はフリーランス向けAIツール活用ガイド、条件から絞るなら無料診断を使ってください。

よくある質問

まず1つだけ導入するなら何ですか?

作っているものによります。動画なら音声(ElevenLabs $6/月)が最も投資効率が読みやすく、静止画中心ならCanva AIの無料枠から始めるのが確実です。

無料プランで作った素材を納品できますか?

多くのサービスで無料プランは商用利用を認めていません。納品や広告収益のあるコンテンツに使う場合は、規約を確認してから有料プランに切り替えてください。

生成した素材の著作権は誰のものですか?

各国で議論が続いており確立していません。サービスの規約で利用範囲は定められますが、第三者に対して自分の権利を主張できるかは別問題です。独占的に使いたい成果物では、この不確実性を前提に判断してください。

月額のほかに費用はかかりますか?

多くのサービスが月あたりの生成量で枠を区切っており、超過分が追加課金になる場合があります。動画や音楽は「使える1本を得るまでに数回生成する」のが前提なので、必要量の3〜5倍を見込んで枠を選んでください。

AIで作ったことをクライアントに伝えるべきですか?

制作過程の道具として使う場合に逐一の申告は一般的ではありませんが、成果物の主要部分をAIが生成している場合は事前に合意を取るほうが安全です。発注側が可否を指定するケースも増えています。