Suno歌詞から楽曲AIVAクラシック・BGMStable Audio効果音・短尺素材

評価の基準

音質から比べたくなりますが、実際に使えるかどうかを決めているのは商用利用の条件です。生成した曲を動画やゲーム、店舗のBGMに使う場合、規約を満たしていなければ音質がどれだけ良くても使えません。

そして多くのサービスで無料プランは商用利用が認められていません。無料で試して気に入ったのでそのまま動画に載せた、という流れが規約違反になります。順序を逆にしてください。

評価軸見ている点
商用利用の条件プランごとの可否、クレジット表記、解約後の扱い
得意な領域歌ものかインストか、短尺素材か
料金と生成量月あたり何曲つくれるか

選び方と指定のコツはAI音楽生成ツールの選び方で扱っています。当サイトが料金と条件を検証できている音楽生成ツールは4製品です。検証できないものを順位に入れない方針なので、この4つで比較します。

総合ランキング

1位:Suno

歌詞とジャンルを指定すると、歌唱を含む楽曲が丸ごと出てきます。無料枠は非商用で、Pro $10/月、Premier $30/月。楽曲としてのまとまりが高く、そのまま聞ける水準のものが出るのが最大の強みです。歌ものを作るならここが第一候補になります。弱点は細かい修正が効かないことで、「サビだけ差し替えたい」といった要求には応えられません。日本語の歌詞は発音が不自然になる場合があるため、実際に聞いて確認してください。 → Suno の詳細

2位:Udio

同じく歌もの中心で、Free枠があり Standard $10/月、Pro $30/月。音の作り込みで評価される場面が多く、1位と価格帯が同じなので両方を無料枠で試して好みで決めるのが正しい選び方です。同じ指示でも出てくる曲の傾向が違うため、自分が作りたいジャンルとの相性が判断の決め手になります。 → Udio の詳細

3位:AIVA

インストのBGM生成に寄った設計です。無料枠があり、Standard $15/月、Pro $49/月。動画の後ろで流すBGMでは、歌ものツールより適しています。用途別のプリセットを持ち、尺の指定にも対応しやすい。歌ものツールでインストを作ると主張の強い曲が出やすいため、BGMが目的ならこちらから試すほうが早く目的に着きます。 → AIVA の詳細

4位:Stable Audio

効果音、短尺素材、アンビエントに向きます。無料枠があり、Pro $11.99/月。数秒から数十秒の素材が必要な場合にこのツールの領域になります。楽曲としてのまとまりを求める用途では上位に譲りますが、環境音や質感のある素材づくりでは代替が少ないです。 → Stable Audio の詳細

用途別の最適解

作りたいもの選ぶべきもの料金
歌もの(ボーカル入り)SunoUdio各 $10/月〜
動画のBGM(インスト)AIVA無料枠/$15/月
効果音・短尺素材Stable Audio無料枠/$11.99/月
ナレーション(音楽ではない)ElevenLabs無料枠/$6/月

歌詞をどうするか

歌ものを作る場合、歌詞は自分で書くかAIに書かせるかを選べます。ここには実務上の違いがあります。

自分で書く場合。歌詞は自分の著作物なので、その部分の権利関係は明確になります。曲に載せる文字数と行数の目安がつかめるまでは、既存の楽曲の構成(Aメロ・Bメロ・サビ)を参考に行数を揃えると破綻しにくくなります。日本語は1音に1文字が基本なので、英語の歌詞と同じ行数だと詰まりすぎます。

AIに書かせる場合。テーマを渡すだけで出てきますが、既存の曲によくある言い回しがそのまま出てくることがあります。公開する作品では、特徴的なフレーズが既存の歌詞と一致しないか確認してください。汎用チャット(ChatGPTClaude)で歌詞だけ作り、曲は音楽生成ツールに任せるという分担も可能です。

既存の歌詞を入力しない。他人の歌詞を貼り付けて「これに曲を付けて」と指示するのは、権利の観点で明確に避けるべき使い方です。

なお、インストのBGMを作る場合は歌詞の問題が発生しません。動画のBGMのように歌詞が不要な用途では、それ自体が権利面のリスクを減らす選択になります。

順位より先に確認する3点

1. そのプランで商用利用が認められているか。無料プランは非商用に限る構成が一般的です。広告収益のあるYouTube動画は商用利用に該当する可能性が高いため、載せる前に確認してください。

2. クレジット表記が必要か。説明欄に書けば足りるのか、映像内に表示する必要があるのかまで確認しておくと、後の作り直しを避けられます。

3. 解約後も使い続けられるか。契約中に生成した曲を解約後に公開し続けてよいかは規約によります。「作った月だけ課金して解約」を考えている場合は必須の確認です。

加えて、生成物が公開ライブラリに載る設定になっていないかも見てください。未公開作品用の音楽としては使えなくなります。

動画に載せるまでの手順

生成した曲をそのまま動画に貼ると、たいてい聞きづらくなります。順番に処理すると安定します。

1. 書き出し形式を選ぶ。動画に載せるだけならMP3で足りますが、さらに編集を重ねる場合は非圧縮(WAV等)で書き出せるプランのほうが劣化が積み重なりません。プランによって選べる形式が違うので契約前に確認してください。

2. 音量を揃える。生成された曲は1曲ごとに音量がばらつきます。複数曲を使う動画では、編集ソフト側で揃えないと場面が変わるたびに音量が上下します。

3. ナレーションと重ねる場合は下げる。BGMは声より十分に小さくします。声が乗る区間だけBGMを自動的に下げる機能(ダッキング)を持つ編集ソフトなら、それを使うのが確実です。この処理を省くと、内容が良くても聞き取れない動画になります。

4. 尺を合わせる。ループさせるか、フェードアウトで終わらせます。ループ前提なら、イントロが目立たない曲を選んでおくと繋ぎ目が分かりにくくなります。

ナレーション自体をAIで作る場合はAI音声ツールランキング、動画編集側の効率化はAI動画ツールランキングを参照してください。

実務で起きること

尺が合わない。AIが出す曲は決まった長さで終わるため、動画の尺とは一致しません。編集ソフト側でループさせるか、フェードアウトで処理します。ループ前提なら、イントロが目立たない曲を選ぶのがコツです。

数曲では決まらない。同じ指示でも毎回違う曲が出ます。使える1本を得るまでに数回の生成が必要なので、必要曲数の3〜5倍のクレジットを見込んでください。

アーティスト名で指定しない。規約で禁止されている場合があり、既存楽曲に似た出力のリスクも自分で負うことになります。ジャンル、時代、楽器編成、テンポ、雰囲気で指定してください。

動画制作全体での使い方は動画編集AIツールガイド、クリエイター向けツール全体はクリエイター向けAIツールランキング、条件から絞るなら無料診断を使ってください。

よくある質問

なぜ4製品だけなのですか?

当サイトが料金と条件を検証できている音楽生成ツールが4製品だからです。検証できていないものを順位に入れると、料金や商用利用条件を確認できないまま推奨することになるため入れていません。

無料プランで作った曲をYouTubeに使えますか?

多くのサービスで無料プランは非商用に限られています。広告収益のある動画は商用利用に該当する可能性が高いため、規約を確認して必要なら有料に切り替えてください。

SunoとUdio、どちらが良いですか?

価格帯が同じで、どちらも歌もの中心です。同じ指示でも出てくる曲の傾向が違うため、両方の無料枠で自分が作りたいジャンルを試して好みで決めるのが正しい選び方です。

解約したら曲は使えなくなりますか?

サービスによって異なります。契約中に生成した曲の利用が解約後も継続できるかは規約で定められているため、短期契約を考えている場合は必ず先に確認してください。

日本語の歌詞でも自然に歌ってくれますか?

発音が不自然になる場合があります。英語のほうが安定する傾向があるため、日本語で作る場合は実際に聞いて確認してください。